ウイング
三国の語釈が不十分な例です。スポーツの用語です。
ウイング ②〔サッカー・ラグビー・ホッケーなどで〕両はしの位置(の選手)。 三国
サッカーで「ウイング」というのは、フォワードの選手を言います。守備の選手が「両端の位置」にいても、「ウイング」とは言いません。
新明解は、「前衛の左右両端」と言っています。
新明解 ③〔サッカー・ハンドボールなどで〕前衛の左右両端の位置(に着く人)。
サッカーの場合はこれでいいのですが、ラグビーでは「バックス」(つまり、「前衛」ではありません)の両端を言います。
旺文社 ②サッカーのフォワードやラグビーのバックスなどで、左右両はしの位置。また、その位置につく選手。
では、サッカーの「フォワード」とラグビーの「バックス」の共通点はと言うと、
学研 ③サッカー・ラグビー・ハンドボール・バレーボールなどで、左右両端の攻撃位置(につく人)。
「攻撃位置」であることですね。ただ、私はラグビーをよく知らないので、ラグビーの「フォワード」「バックス」の役割・作戦がどうなっていて、ラグビーでの「攻撃」とはどういうものかはわかりません。
学研の「攻撃位置」でピッタリなのかどうか、そこは詳しい方にお聞きしたいところです。