ことば・辞書・日本語文法(2)

元日本語教師です。ことばと、(日本語)辞書と、日本語の文法について、勝手なことを書いていきます。

「病気にかかる」「病気をする」

どうもなんだかわかりません。

前のブログが書き込めなくなり、なんだかんだとやっていたら、新しいブログを開かせられて(?)しまいました。

ブログというものの仕組みがまったくわかっていないままに、適当にやっていたらこうなってしまったので、まあ、困ることでもないのでここに次の話を書いていきます。

 

前は、「痛める」という言葉がよくわからないという話を書きました。

それから1か月たってしまいましたが、関連する話を書きます。

 

病気に関する表現について。

「病気にかかる」と言いますが、これはどんな病気について言えるのか。

かぜにかかる、とか、エイズにかかる、とかはいい。

では、脳卒中は? 「×脳卒中にかかる」とは言わないのでは?

心不全」は? なんとなく言えそうもない。

つまり、細菌やウイルスによる病気にかかる。伝染病がピッタリ。

「盲腸炎にかかる」?

「病気になる」なら、何でも言えそう。「心不全になる」など。

いや、「風邪になる」とは言わない? なぜだろう。

次に、「病気をする」というのがありますが、これは何について言えるか。

「がんをする」? なんか変ですね。「肺結核をする」?

現在のことが言えるか。「今、病気をしています。」まあ、いい?

自分のことを言うのか、「母は、今、病気をしています」か。

こういうことを考えだすと、なんだかわからなくなります。こういうことについては、国語辞典は何も教えてくれなさそうで。

こういうことをぐちゃぐちゃ書いた本を、誰か書いてくれないかなあ、と思うのです。

saburoo

「前のブログ」というのは次のところにあります。

http://saburoo.hatenablog.com/

なぜか書けなくなってしまいました。