パイアール二乗
表題の「パイアールにじょう/じじょう」は、中学を卒業した日本人のほとんどが知っている(聞いたことはあるが、何だか忘れた?)表現だと思うのですが、どうでしょうか。
そして、これは立派な日本語だとも。(念のため:円の面積の公式です)
で、「パイ」や「にじょう/じじょう」は国語辞典に載っているのですが、「アール」は載っていないことが多いのです。(広辞苑、大辞林にはあります)
アール R・r ①アルファベットの18番目の文字。
③〔数〕半径を現す記号(r)
他にもいろいろと「アール」という言葉は使われています。
ここで、問題を少し広げると、「英語のアルファベット名を全部国語辞典に載せるべきか」ということになります。rのような、記号として使われている以外に、単にアルファベットの呼び名、名前として。
私は、載せるべきだと思います。
たとえば、「私の名前の頭文字は、エヌ、エス(N.S.)だ」のように日本語で言いますから。
三国は、A、Bには「アルファベットの第一/二文字」という語釈がありますが、Cにはそれがありません。Dは項目としてすらありません。
大学生が、「経済学、ディーだったよ」などとごく普通に言うのですが。
もちろん、この「ディー」は日本語です。
岩波、新明解、明鏡は全然だめです。その他の辞書はどうでしょうか。