このところ、新明解のことばかり書いていて、どうもこのブログの筆者は、新明解が嫌いなんじゃないかと思われてしまいそうですが、そうではありません。
なぜ新明解のことをそんなに何度も書くかというと、それだけ何度も引いて、使っているからです。それで、語釈のおかしなところなどに気が付くのです。なぜ何度も引くかといえば、なかなかいい辞書だからです。
以前は、岩波と新明解を主に使っていました。最近は、明鏡と新明解と三国を使っています。
岩波をあまり使わなくなったのは、つまらなく思うようになったからです。前に岩波をよく使ったのは、漢字項目が便利だったということもあります。これは、今でもそう思いますが、小学生用の漢字辞典を買って、常用漢字に関してはそちらのほうがいいと思うようになりました。
それに、三国をよく使うようになって、岩波はあまり見なくてもいいかと思うようになりました。明鏡もなかなかいいですし。
今回は、岩波を引いて、がっかりしたところを。
ゆるい 緩い 1 ゆるんだ状態にある。ゆるやかだ。
ゆるむ 緩む ゆるくなる
ゆるやか 緩やか ゆるい(1)さま。
『岩波国語辞典 第七版』
これはあんまりというものです。
もう一つ。
うまる 1 うずもれる(1)
うずもれる 1 うまっている 『岩波国語辞典 第七版』
これはあまりにもすごいとしか言いようがありません。これを見たときは、我が目を疑いました。「うまる」とは「うまっている」ことです!
というわけで、最近、岩波をあまり見なくなってしまいました。岩波も、もちろん、いいところのいろいろある辞書なのですが。