北・南などを調べたので、今度は右・左に関する語をちょっと調べてみます。○は項目あり、×は項目なし、です。
明鏡 三国 新明解 岩波
右側みぎがわ ○ × × ×
右側うそく × ○ × ×
左側ひだりがわ ○ × × ×
左側さそく × ○ × ×
右腕みぎうで ○ ○ ○ ○
右腕うわん ○ ○ ○ ×
左腕ひだりうで ○ × × ×
左腕さわん ○ ○ ○ ×
いやあ、なかなか面白い結果となりました。
「みぎうで」がすべてあるのは、特別な意味があるからですね。
それだけ、「ひだりうで」がある明鏡は特別だということでしょうか。
「みぎがわ・ひだりがわ」の明鏡と、「うそく・さそく」の三国は、ちょうど正反対の選択をしています。話しことば重視と、交通用語重視ということでしょうか。
まったく、辞書によっていろいろ考え方が違うもんですね。
私は、全部辞書に載せていい語だと思います。