ホットドッグ
また軽い話で。
新明解だけがちょっと独自の説明をしている項目です。
まずは標準的な三国の記述から。
〔米hot dog〕温めたソーセージをパンの間にはさんだ食べもの。ケチャップやからしをぬる。 三国
これでいいだろうと思うのですが、新明解はちょっと違います。
細長いパンに切れ目を入れ、ソーセージをはさんでオーブンであたためて食べるもの。 新明解
「ソーセージをはさんでオーブンであたためて食べる」。しかし、これだとソーセージが温まるまでにパンが焦げてしまいそうです。
他の辞書は、「焼いたソーセージ」または「熱いソーセージ」のどちらかが多いです。
焼いたソーセージなどをはさんだ 明鏡
焼いたソーセージなどを挟んだ 現代例解
焼いたソーセージを挟んで 旺文社
熱いソーセージなどをはさんだ 岩波
熱いソーセージをはさんだ 三省堂現代
熱いソーセージをはさんだ 学研現代
熱くしたソーセージをはさんだ 新選
ソーセージの「熱さ」に言及しない辞書。
ソーセージや野菜を挟んだ 集英社
これだと、HOT dog にならないような。
もう一つ、これまでに何度も食べてきたホットドッグを思い出そうとして、わからないのですが、ホットドッグのパンは、必ず焼いてあるものでしょうか。