「目的」の次は「目標」を考えます。三省堂国語辞典から。
目標 1〔到達しようときめた〕めあて。「-に達する・貯蓄-額」
目当て 1ねらい。目標。「学習の-」
ねらい 1ねらうこと。(例略)2めざす目的や意図。「この会の-」
目的 〔何かをするときの〕めあて。めざすところ。「-をはたす・-地」
めざす 〔それを〕目あてとする。「頂上を-」
意図 何かをしようと思う<考え/心>。つもり。「-が不明だ」
つもり 1自分がしようと思っている予定。「行く-だ・〔相手を問いつめて〕どうする-だ」
予定 行事や行動を前もってさだめ<ること/たもの>。「三月完成の-・-日・-表・-変更」
三省堂国語辞典
あちこちぐるぐる回されて、結局どうも要領を得ません。どうやら「目標」も「目的」も、「めあて」で、「ねらう/めざす ところ」のようです。
では、「目標」も「目的」と同じようなものと考えていいのでしょうか。
前回のやり方で考えてみます。
?大学へ行く目標は、将来よい収入を得ることだ。
何か変ですね。
大学へ行くという目標を立てて、勉強した。
「大学へ行く」のは「目標」それ自体です。「目的」のときのような「手段」の意味にはなりません。