新明解第八版:近く
新明解国語辞典第八版の項目を検討します。
「近く」という語の、接尾語的な使い方についてです。第七版・八版とも同じ記述です。
近く 2おおよそ その(程度の)年・月・日・時刻などであることを表わす。「六十歳-の男性/三か月-中国にいた/日がのびて七時-まで明るい」 新明解第七版・八版
「おおよそその程度の」というと、例えば「六十一歳」も「六十歳近く」と言えるのでしょうか。
3(造語)〔-近く〕もう少しでその数量になること。「百名-の人々・六割-が賛成」 三国
2《数を表す語に付いて》(わずかに足りないが)ほぼその程度・分量である意を表す。「百キロメートル━の行程」「八時━に伺います」「十年━音信がない」 副詞的にも使う。 明鏡
これは新明解の誤りでしょう。